2006年05月06日

「ラテン語の世界〜ローマ字が残した無限の遺産」〜(小林 標 著:中公新書)

ミュンヘン市立博物館で、石棺の文字を見たときのこと
・・Domine Devs・・・主なる神よ・・あれ?
Deusの誤りじゃない?ラテン語は、ローマ字読みにすればいいわけだから・・?。

私、ほんのちょっとだけラテン語には接したことがあったので、その時は私の見間違いかしらと思っていたのですが、実はこの「v」、正しかったんです。

 「ラテン語の世界」によると、この問題は簡単に解決できました。

1000年ほど前のラテン語には「V」がなかったそうです。
JもWもです。

 と、いうことで当時は「u」は「v」と書きつつも、中世までの人は、u. vどちらで読むか区別が付いていたようですね。

 ヨーロッパを旅行するなら、キリスト教をちょっと勉強してから行くと教会めぐりが楽しくなると思っていますが、ラテン語もちょっと知っているとこれも楽しいのではないでしょうか?
博物館だけでなく、記念碑とか、様々なところでラテン語を見つけ、その中に知っている単語を見つけると、語形の変化なんか知らなくても、なんかほっと感じたりしてしまいます。
近代のモニュメントとかでもちょっと格式張るとラテン語使ってるのがあります。

 そんなことで、今回こんな本を取り上げてみました。↓
latin.jpg

 とはいえ、この本を読んですぐにラテン語が読めたり、話せたりできるようになるかというとちがいます。語学の入門書とは違いますが、現代ヨーロッパ言語とラテン語との関わりが理解できるものです。
英語もラテン語を基にしているものが多いのですが、これって、直接、ラテン語から英語というのではなく、フランス語を経由して英語に入ってきたものが多いと言うこと、初めて知りました。

 また、なぜ、ローマの言葉をラテン語というのでしょう?
それは、ローマ市を含む州がラツィオ州(Latium)であることから、ローマの言葉は、Linga Latinaということで、ラテン語と呼ばれているんだそうです。

 じゃラテンアメリカのラテンはどうして?・・ということも書かれておりますので、興味のある方は一読どうぞ。

 そのラテン語は現在死語ですが、旅行先で聞くこともありますよね。
(フィンランドのラジオ放送も有るらしいのですが、それはまたの時に・・)

 その一つは、教会でしょう。
カトリック教会のミサに行くと神父さんが、話してます。
また、ミサでは、信仰宣言(CREDO)では、信者さんたちもラテン語のまま、一緒に唱えたりします。
このCredoですが、モーツァルトなどのミサ曲を歌ったことのある方でしたら、その歌詞と同じのなので、旅行の際でも参加して、信者でなくても、一緒に口ずさむなんてこともできます。

 話違うのですが、あのハリーポッターの呪文もラテン語に基づいているらしいですね。

 そんなことで、ラテン語にちょっとふれてみるのはいかがですか?
お薦めの本です。

 
 ※お知らせです。
 日本でも、ラテン語に身近にふれられるところがあります。
 その1つは、コンサートや演奏会です。

 ミサ曲やレクイエムなど、ラテン語が多いですが、この6月24日に、私の所属している佐倉混声合唱団では、そのラテン語の曲「Stabat Mater(スターバト マーテル:立ちすくむ聖母)」を含めての演奏会を行います。
作曲者は、Kunt Nystedt(ノルウェー)ということで、現代の北欧の香りがするかもしれませんし、また、協演のチェロは、サントリー音楽賞受賞者の鈴木秀美さんに、ピアニストは寺嶋陸也さんと言うことで、是非お勧めです。

 詳しくは、下記ホームページまでどうぞ。
ご来場をお待ちしております。    
http://www.nktechs.com/smc/        

(Shimmyo)


Shimmyo様、毎回、記事をご提供いただき、本当にありがとうございます。

今年も素晴らしいゲストをお迎えして、素敵な演奏会になりそうですね。
わくわくします。

では、団の皆様にもよろしくお伝えくださいませ。

ありがとうございました。


笠井 美和

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投稿者 suzuki : 11:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

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